本の表紙 |
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本の表紙というヤツは、本来その本を宣伝するべき最も重要な要素なのに、
いわゆる小説の表紙ときたら、そのような宣伝効果を一切無視したような抽象画もどきが鎮座してたり、
もっとひどいのだと、ある出版社の本全てが同じ表紙だったりする。
最近デスノの作者が表紙を書いたり、松山ケンイチが表紙に載ってたりするような本が
書店にならぶようになっているけれど、あれはまさに表紙の持つ広告宣伝力を活かした良い例だと思う。
ちなみに、あまり自慢できたことじゃないが、自分はいわゆる日本の文学作品というのをあまり読んだ事が無い。
なんでかというと、本のタイトルを見ただけでは内容が全く分からないので手を出す気になれないからだったりする。
まったく無個性な表紙と、そこに並ぶ「夜の靴」「海に生くる人々」「天衣無縫」などという訳の分からない、下手をすれば「雨」だの「風」だの「道」という無個性極まりないタイトルという名の「文字列」を前にして、好奇心なんて湧く筈が無い。
だから最近思うのは、文学作品の表紙には、例えばエヴァの次回予告のような
終わらぬ、
戦
い
蟹工船
みたいなキャッチコピーを積極的に導入するか、さもなきゃタイトルのバックにあらすじをびっしり書くか、
そう言う事をしない事には活字離れというやつにも歯止めが効かないじゃないんだろうか、と思う。
いずれにしても、商品のパッケージとして、あれほど惜しい物は無い。
投稿者 g9e8mk | 返信 (2) | トラックバック (0)