「ネット上で進化していく人工知能」の可能性と危険性 | WIRED VISION |
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米軍はマインド・コントロール研究(日本語版記事)にうつつを抜かすだけでは物足りないとでもいうのか、オンラインで自ら学習していく人工知能の開発にも興味を持っているようだ。
生物の神経系の進化と、人間の脳進化、そして知性・文化の過程を鑑みると、
ある程度ファジーな情報群の中で、境界決定と動的平衡を保てる系を作れれば、最終的には人工知能が誕生するかもしれない。
ただ、問題が有るとすれば、人間の知性獲得までの数十万年という時間をどうやって短縮できるか(仮にそうした人工知能が有ったとしても、人間の知覚が取り扱う情報量と、ネット上での行き交う情報量では、下手をすれば人間の方が多いかもしれないので、さらに時間がかかるかもしれない)という点と、
仮に人工知能が誕生したとしても、それは個体の進化であって、そこから人工知能を増やすことができないかもしれない、という点かもしれない(はたして誕生した人工知能をコピーしただけで人工知能を増殖できるかと言えば、それは無理な場合がある)。
まあ前者はネットにおける「情報」の定義を、そこにあるウェブデータのみにかかわらず、ユーザーの挙動に関わるデータを含める事で、後者は複数のAI群を同時に育成する事で、AIを種として増やすことで、増殖を可とすることができるかもしれない。
投稿者 g9e8mk | 返信 (0) | トラックバック (0)