命の価値はさんざん世の中で語り尽くされている。
―でも、自殺の価値は、あまり注目される事が無い。
少し前、1・2年前に、徳島の高専で女子生徒が殺され、
その犯人の同級生も後日、山林の中で首つり自殺しているのが見つかったという事件が有った。
それを見て分かったのは、
少なくとも人にとって、
「人を殺す事」
は
「自殺する事」
の理由になり得る
という事。
自死という、人間にとって究極の選択をするに値する相当の「理由」というのは、
今の時代一体なんなのだろう。
山手線で自殺した女子大生にとっての、「理由」とは一体なんなのだろう。